Vol.24 兵庫県
やりがいのある仕事。診断へのアプローチができる技師になりたい。
堀田 侑公子さん
神戸大学医学部附属病院 放射線部 勤務「熊本マリスト学園高校出身」
取材日 2013/3/8
学生時代について
大学のある園部では、友達と散歩したり、お祭りにもよく行ったりして、すっかり園部を満喫していました。ひとり暮らしだったので、友達と夕食を一緒に食べ、試験前には勉強も共にして、楽しかったです。でも授業数はとても多くて忙しく、よく学びました。大学時代の難しかった授業は、いま確実に活かされています。
仕事のやりがい
診療放射線技師の仕事は、画像検査を通じて患者さんの病変をくまなく調べるという、医師の診断になくてはならないものです。私の検査した画像で患者さんの疾患が指摘できた時には、やり甲斐を感じます。そして患者さんの治療にもっと役立てるようになりたいとも思います。患者さんの表情や顔色動作に気を配り、検査が円滑に進むよう、容態を把握するための知識も高めていきたいと思います。なにより、さらに有用な画像データを提供し、もっと医療に踏み込んで役立てる技師になりたいです。
仕事の内容
人はみんな体の中身が違います。臓器や骨、血管の位置、大きさ等がそれぞれ異なり、病変部位もさまざまです。だから、患者さん一人ひとりに応じた検査をしなければなりません。しかも日に30~40名もの検査が目白押しです。これは、病院に勤務してはじめて直面した厳しい現実でした。大学で勉強してきたことを土台に、日々勉強は欠かせません。勤務後、若手技師を中心にした勉強会があるので必ず参加します。入職して間もなく1年。まだまだ慌てたり失敗することもありますが、先輩に助けられながらも自分の成長を自覚しています。
職場の雰囲気
学生時代は勉強で大変でしたが、好きな友達や気の合う人たちとのつきあいだけで良かったのです。でも今は違います。患者さんの性格や生活背景はまちまちですし、病院内ではいろんな職種の方々と共に仕事をします。医師はもちろん、看護師、臨床工学技士などのコメディカルや、もちろん私達と同じ診療放射線技師等もいて、多岐に及ぶのです。その方々とコミュニケーションがとれなければ、仕事は円滑に進みません。病院での仕事はチームワークこそが、ベストな医療に繋がります。医療の勉強とともに、人としての成長も必須なんだと感じています。