Vol.22 和歌山県

私の撮影で病気が見つかり治療法が決まる。責任とやりがいを感じる日々です。

黒田 勇樹さん

日本赤十字社 和歌山医療センター
放射線科部放射線技術第1課 第2課 勤務

取材日 2011/9/29

職場の雰囲気

不安な気持ちで薄暗い部屋に入ってこられる患者さんと、なにか一言でも話をしてリラックスしてもらうことが私のモットーです。その日のニュースなど他愛もない話ですが、コミュニケーションがとれていると、体位の動かし方などこちらの意図も伝わりやすくなり、良い撮影につながります。撮影後「ありがとう」と言っていただくと本当に嬉しいですね。同様に、チーム医療の一員として、医師や看護師とのコミュニケーションも大切です。互いの意図がすれ違っていては、良い撮影、良い治療ができませんから。仕事以外の話をしたり、飲み会に参加するなど積極的に交流しています。

仕事のやりがい

今、私は住み慣れた地元で働き、地元の医療を支える喜びを感じています。好きな場所で働けるのは、医療系資格の強みだと思いますね。他大学出身の同僚と話していると、私たちの先生方がいかに丁寧に指導してくださっていたかを改めて感じます。医療関係以外にも仕事の幅が広がる「第1種放射線取扱主任者」も、独学では決して取れなかった資格。ボランティアで指導してくださった先生方には感謝の言葉しかありません。

学生時代について

一番印象に残っているのは、「第1種放射線取扱主任者」の資格を目指して必死で勉強した夏休み。先生が講座を開いてくださり、友達と励ましあいながら勉強しました。つらかったけど、努力して目標を達成する経験は仕事でもきっと活かせると思います。サークルも遊びも充実していました。京都の名所を観光したのも楽しい良い思い出です。