Vol.79 滋賀県
就職活動では先生の助言と幅広いネットワークが後押しとなる
安達 美香さん(2014年卒)
滋賀医科大学医学部附属病院 勤務
「京都女子高等学校 出身」
取材日 2022/1/15
さまざまな経験ができる環境が整った病院に就職
診療放射線技師として幅広い技術と知識を身につけたかったので、就職先はあらゆるモダリティが揃っていて、さまざまな症例を経験できる病院が第一希望でした。研究に興味があったため、働きながら研究に取り組める環境もポイントのひとつでした。そうしたことを先生に相談したところ条件に合った候補を挙げてくださり、じっくり検討して滋賀医科大学医学部附属病院を志望しました。その際、以前その職場に勤務されていた先生がアドバイスをくださったことも決め手に。幅広いネットワークと、現場で活躍されている先生がおられることが京都医療科学大学の強みだと改めて実感しました。
また、就職活動時の面接に関しては特に苦手意識はなかったのですが、助言をいただいたことで、自分の考えを自分の言葉で端的に伝えられるようになりました。
医師や患者さんと協力して安全・安心・効果的な検査を行う
今は主に、一般撮影やマンモグラフィ、MRI、核医学検査、透視造影を担当しています。入職後、最初の半年で一般撮影を学んだ後、マンモグラフィと核医学検査も担当するようになり、2年目はMRIに携わるなど、段階的に仕事の幅が増えています。大学病院ということもあって数少ない症例や治験に関わることもあり、働きだしてからも日々勉強です。
安全・安心に検査や治療を行うことは私の仕事の大前提ですが、効果的な検査を行うためには患者さんの協力が不可欠なので、丁寧な接遇も心がけています。そして検査や治療では医師との連携が重要です。医師が求めている画像を提供できるように、自分の引き出しを増やして、必要に応じて活用できるように努めています。こうした取り組みが、患者さんの健康に役立つことが仕事のやりがいです。
5病院で臨床実習を受けたことが就職先を検討する際の参考になる
2年次に1つ、4年次に4つの病院で臨床実習を受けられたのは貴重な経験でした。病院によって診療内容やアプローチの仕方、雰囲気などが違うので、いろいろな病院を自分で確かめられるのは、就職先を検討するうえで有効でした。
そして、仲間と同じ目標に向かって励まし合い、競い合い、お互いを高め合うという素晴らしい関係を築けたことは、今でも大きな意味を持っています。