Vol.72 大阪府

コミュニケーションが精度の高い検査につながる

植松 恒太さん(2014年卒)

一般財団法人 住友病院 勤務「三重県立 名張桔梗丘高等学校 出身」

取材日 2018/12/25

関心のある検査に携わり毎日の業務が充実

大学卒業後は地元の三重で働こうと考えていたのですが、先生を通じて現在勤務している病院から「施設見学に来ませんか」と声をかけていただき、都心の病院も見ておきたいと思い、見学させていただくことに。まず設備が充実していることに驚き、自分がやりたいと思っていたM R Iや血管造影の検査に携われることに魅力を感じました。フレンドリーな職場の雰囲気にもひかれて「ここで働きたい」と思い、就職試験に臨みました。もし先生の紹介がなかったら、まったく異なるキャリアを歩んでいたと思います。
現在は診断部門に所属し、希望していたM R Iや血管造影をはじめ、さまざまな検査を行っています。日々の業務で心がけているのは、患者さんとのコミュニケーション。例えば、患者さんと話をして、どこに・どのような痛みがあるのかを聞き取り、どの方向から撮影するかを決めるのが大切なんです。また今の医療はチームで活動するため、コミュニケーション能力は欠かせません。新人の頃は思うようにできないことばかりでしたが、まわりの方々の指導や自己学習でできることが増えてきました。自分の関心があることをさせていただいているので、毎日が充実しています。

基礎をしっかりと学んだことが現場での実践に役立つ

京都医療科学大学で学んだことは自分の土台になっていて、日々働くなかでも役立っていると感じることはたくさんあります。特に基礎知識や理論をしっかりと身につけられたことは大きいですね。基礎を修得したうえで機器を使った実験を行ったり、さまざまな病院で実習を受けたりしたことで、就職後スムーズに仕事に取り組むことができました。まだまだ知識も技術も十分とはいえませんが、これからも努力を重ねて医師の要望に的確にこたえられる診療放射線技師になりたいと思います。

仲間との関わりが学生生活を充実させる力に(在学時の思い出)

「4年間をどう充実させるか」が学生生活のテーマでした。重要なことは仲間とのつながり。遊びだけでなく、勉強でも励みとなるかけがえのない存在です。