Vol.65 滋賀県

安心して検査を受けてもらいたい

宇野 亜衣菜さん

彦根市立病院 放射線科 勤務「光泉高等学校(滋賀県)出身」

取材日 2018/2/20

仕事の内容

入職して2年目です。大学時代は滋賀から通学していました。私の働いている彦根市立 病院には17名の診療放射線技師が在籍しており、女性技師も5名います。1年目にほぼ全てのモダリティ装置の基礎を習得し、現在は当直勤務も担当しています。

学生時代の思い出について

大学の授業は、解剖学の実習が特に印象に残っています。人間の身体を実際に自分の目で見て、手で触れたことはすごく貴重な体験でした。また、心血管作りも楽しく、この経験はアンギオ(血管撮影)の仕事にも役立っています。授業でわからないことがあれば放課後に直接先生のところへ行っていました。全ての先生と学生の距離が近く質問しやすい環境だったと思います。卒業研究では10冊以上の文献を参考に「かかと部位」の撮影用補助具を作成しました。最初は研究の仕方がわからず苦労しましたが、仲間と力を合わせることで楽しく研究を進めることができ、学長賞を頂くことができました。

仕事のやりがい

今は、診療放射線技師として、病気を発見・治療する第一歩としての多くの検査に携わっていることにやりがいを感じています。撮影や画像処理がきれいにできたときには達成感を味わうことができます。病院には多くの患者さんが不安を抱えて来院されます。撮影の際にはたくさん声掛けをして、少しでも安心して検査を受けてもらえるように心掛けています。